マラソンの歌28号-18
　　
平成18年 2006年

	外国の旅へ案内してくれし友の大会行かねばならじ 概略の説明聞きてスタートす道路に標示のマークが頼り 散乱す小枝に落ち葉強風雨過ぎたる山道雨水滲む 人里を離れし林道山栗を拾ふこと無く踏み行くわれも 会ふ人のほとんど無くも駐車有り茸採るらし通草取るらし 戻り来し先頭集団と鉢合わせ工事現場に紛れて分岐 突き当たり時計回りをど忘れてどちらか判らず後続を待つ いや知らずホテルにゴールを間違ひと云はれて素足に靴履き急ぐ 皆の待つゴールに再びゴールイン風呂支度にて出で来しものを わが粗忽呆れ返られゴールイン強がり風呂にてさっぱりせしと このところ直ぐに忘れる健忘症認知症かも覚えられぬは 飲み過ぎて記憶無しとも異なりて認知症かもわれの惚けて 大会を兼ねてメインの生前葬参加者一巡マイクを握る 英会話出来なきわれを海外へ導きくれたる感謝を伝ふ 生きてゐる人の弔ひ生前葬仲間ら冷やかし笑ひの弔辞 髭面に着るものいつも同じものホームレスとぞ同感の声
	開催日 平成１８年１０月８日 呼びかけ人 大森敏生氏　 サポート 奥武蔵ウルトラマラソン主催者　舘山誠氏 距離 ５３ｋｍ　　制限時間　９時間 記録　 ８時間５０分（ホテル着) 生前葬司会者 鶴岡１００ｋｍ主催者　菊地光男氏
	参考　大森さんに連れて行ってもらった海外旅行 平成１２年６月　南アフリカ　コムラッズウルトラマラソン 平成１５年６〜７月　北欧紀行　ラップランド１００ｋｍとエストニアマラソン 平成１５年１０月　シアトル（大森夫人の穴埋め、記事中山道木曽路編） 平成１６年１〜２月　カリブ海クルージング 平成１７年４月　第１０９回ボストンマラソンと第２０回ビッグサーマラソン 平成１７年６〜７月　ラップランド１００ｋｍとアイスランド５５ｋｍウルトラマラソン